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マレーシア・アロワナワールド訪問記
2014年1月21〜22日
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CITES A-MY-542
アロワナ ワールド ブリーディング ファーム
(マレーシア・ブキットメラ)

クアラルンプール → ペナン行きの国内線で移動。

オーナー・エリック氏の運転でファームに向かいました。

ペナン島と本土を結ぶ長い橋。

ペナン島のビル群。

ブキメラ湖を横断する列車の橋。湖の西側から望む。

東側の湖岸はまだ、ジャングルのようになっているそうです。

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斜めからで見にくいのですが、ブキメラ湖と書かれています。

見た雰囲気は琵琶湖に似ていました。


ブキメラ湖の東側の特定の場所は、国が整備した養殖団地が広がっています。
アロワナ養魚場がそこに大小あわせて120社、固まって養殖業を行っています。
弥富の金魚屋通り以上に密集しています。
他の品種の魚はまったく、養殖していません。すべてアジアアロワナのみです。

ブキメラの養魚場の多くは、中国と台湾向けに生産しています。
日本に輸出している企業は、アロワナワールドを含めて3〜5社ぐらい。

中国人が買い付ける基準は、体型と色が最重要で、細かな事は気にしていません。
日本人は小さな疵に対して、くどくどと文句を言ってくる、
良い物だけを選んで、それだけを買付けしようとする、
そういったことから、ブキメラのファームは「日本人お断り」と言うところが多い理由らしいです。

下のgoogleマップは、ブキメラの養殖団地の航空写真です。
東西に延びる水路を挟んで無数に長方形の養殖池が見えます。
この池すべてがアジアアロワナの養殖場です。地図をスクロールして、近辺を散策してみてください。

大きな地図で見る

アロワナワールドの一つ目の養魚場に到着。

養殖団地の中に2か所、敷地を持っています。

養魚場の前の小さな水路。パイプからブキメラ湖の
きれいな水を注水。水路は排水です。大和郡山のように、
水路にアロワナが逃げ泳いでいるようなことはありませんでした。

取水した水をいったん貯める貯水槽。アロワナワールドでは、
置き水に濾過槽の循環システムを取り入れ、
バクテリアが豊富な水作りに力を入れていました。

蓋つきのFRP水槽がずらりと並んでいる。

雰囲気は錦鯉の養殖場。

出荷までのアロワナを仕上げる施設。

FRP水槽だけでも100本近くある。

蓋には照明が取り付けられている。

しっかりとした濾過槽が装備され、強めの水流で循環ろ過。

内部は金の色上げを目的として真っ白。

1つのFRP水槽に高背金龍が50尾以上。

きれいに管理された濾過槽内。

若親が泳ぐたたき池。

マレーシア国内の新聞に取り上げられた時の記事。

「アロワナベンチャー」と言う投資部門のブレート。
アロワナも投資の商材の一つとして資金を集め、運用されている。

ブキメラ湖の水を注水。
この濁りがアロワナに必要だということです。

フルブラック アジアアロワナの若魚。
盲目の個体も大事に育てられていました。

青色の窓付きFRP水槽にはレッドアロワナが群泳。

アルミ枠の蓋など、設備には相当な投資がされている

形状的にライフ商事のFRPシステムを参考にしていると思われる。

レッドアロワナで満タン。

青い水槽はレッド専用。

青水槽は赤が揚がると言う訳ではなく、黒い水槽だと
魚が見えないから青にしているだけ、とのこと。

養魚場責任者のBayi氏

彼がアロワナ養殖の実働を担っている。

ブルーベースの若親の池。

内田氏のかねてからの夢、アロワナの池で
親魚の口から稚魚を出してみたい。

乾期のため、口内保育している親が少ないので、
たたき池の中で持ち上げるだけになりました。

アロワナは意外とデリケート。

尾が折れやすいので、持ちやすいように麻酔で眠らせます。

大事な若親を傷つけないようにするために慎重です。

池に入ると、意外と冷たかったそうです。

ブルーベースの若親。

Sungai Kurau川系のブルーベース。ここ最近、湖の水質が悪いらしく、調子が良い時はもっと、青くなるそうです。

こちらは過背金龍。

本湖系の過背金龍。藍底です。

温室内の水槽。

乾期のため、在庫は少なめです。

温室内は過背金〜ゴールデンヘッドの仕上げが施されていた。

注水システムも完備。

同様に照明付きFRP水槽。

出荷サイズの餌はミルワーム。


もうひとつの養魚場へ移動。こちらは養殖、
卵の人工孵化、パッキング、ショールームです。

下の看板は裏手の養魚場の物です。

養殖池

パッキング用の置き水水槽。
循環ろ過でこなれた水を作り、クーラーによる冷却も可能。

箱詰めする時の、袋の配列図。作業はマニュアル化されています。

養殖池

種親育成用のタタキ池。

レッドアロワナの種親。60cm以上ある大型個体ばかり。

過背金、ゴールデンヘッドの種親。

ショールーム用の置き水水槽。

透明度を上げるため、しっかりとしたろ過が行われている。


採卵した稚魚のデータの管理票。

人工ふ化用のガラス鉢。シーズンになるとすべて稼働する。

遊泳できないほどの小さな稚魚。

ヨークサックが取れたばかりの稚魚。

かなり水流が強く、ぐるぐる回されていた。

左上のBOXには殺菌灯を完備。

フルブラック アジアアロワナの幼魚(盲目)。

ファームで一生を過ごすことになるそうです。泳げない奇形魚も大切に飼育されていました。

複数、飼育されていた。

ゴールデンヘッドのショールーム。アロワナワールドはブキメラでトップクラスの設備を擁する。
同じ規格の水槽ばかりで、写真では本数が少なく見えますが、このような架台が何十列もあります。総数1000本以上。

目垂れ防止のため、引き戸が取り付けられている。

過背金龍のショールーム。今回は30%ほどしか稼働していなかった。

雨期になれば全水槽、過背金で埋まるとのこと。

養殖池。

親魚育成用のたたき池。

レッドの水槽もすべて全面は引き戸。

レッドアロワナのショールーム。ライトの色が濃い。

エキストリーム ブルー。

養殖池群。これでも敷地の半分以下。

昼間、魚影はほとんど見えない。鳥から身を守るため沈んでいるとのこと。

日が暮れて、魚影がちらほら見えるようになる。

ショールームの建物の全景。

訪問二日目。いよいよ買付けを開始。

まずは過背金から。

ブルーベース。

ショールーム用の置き水水槽。

粘膜保護剤として、アクアプラスが使用されていた。

サイテス書類の控えとマイクロチップ。

マイクロチップの注射器。

いよいよ挿入の準備。

挿入するマイクロチップ。

挿入する個体はまず、麻酔をかけて眠らせる。

チップナンバーを確認しながらの作業。

儀式のように、最初はエリック氏みずから挿入。


水槽に戻した直後。まだ、麻酔が効いている。

ナンバーをリーダーで読み取りながら作業をすすめる。

小型リーダーの調子が悪く、大型の物が登場。

麻酔のタンクに入れた個体が、暴れて飛び出し。
尻尾の一部が折れるアクシデント発生。

エリック氏が折れたところをハサミで切除。
チップを入れる前だったため急きょ、個体を変更。

ショートボディー ゴールデン。今回の渡航での目玉。


ゴールデンヘッド。上見からは分かりづらいのですが、ビッグフィンです。
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